スタンダード(調和道)コース初級の内容
~~~ スタンダード(調和道)コース初級の流れ ~~~

1. 緩息

2. 静思(10~20秒の間、楽に静かに呼吸をしてこころを静めます)

3. 緩息

4. 波浪息一段(短息)

5. 波浪息二段(長息)

6. 波浪息三段(長息)

7. 大振息(短息)

8. 全身操作

9. 反省と感謝(静思の要領でこころを整えます)

10. 緩息

 

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実際に丹田呼吸法に挑戦してみよう!!

調和道の特徴は「上虚下実」といって上半身をリラックスさせるためにあばら骨の下の上腹部を緩めて凹ませまて「くびれ」をつくります。この線を「健康線」あるいは「屈折線」と呼んでいます。

息を吐きながらそのくびれの部分から上体を30~45度前傾させます。(図参照)

それでは「基本姿勢」をとってから「緩息」と「長息」を行なってみましょう。

 

〔基本姿勢〕

 

基本姿勢は椅子に腰かけても、床にあぐらを組んでも、あるいは布団の上に横になっても出来ますが、初めのうちは椅子に腰かけた姿勢がやり易いでしょう。

椅子に浅めに腰をかけ、背すじを伸ばします。お尻で下腹をちょっと前に出す様にして肩の力を抜きます。足は45度くらい開き、かかと全体が床に着くようにして下さい。両手は親指を中にして軽く握り、手の平を上に向けて膝の上に自然に置いて心身をリラックスさせます。

〔緩息〕

緩息とは「調整息」とも呼ばれ、ひとつの呼吸法から次の呼吸法に移るまでの動きをスムーズにするためのものです。丹田呼吸法には、たくさんのやり方がありますがいずれの呼吸法もこの緩息で始まり、緩息で終ります。緩息は気持ちの良いリラクセーション呼吸であり、緩息を行うだけで心身の緊張がほぐれ、肝臓の機能が高まります。

それでは緩息を行なってみましょう。

 

基本姿勢の状態で背すじを緩めたり伸ばしたりして三回呼吸をします。

背すじを緩めて息を吐きだすとき、みずおちの下あたりを少しくぼませる様にします。

背すじをグーッと伸ばして下さい。自然に空気が入ってきますね。

今度は背すじを緩めて息を吐きだします。

もう一度背すじを伸ばして、ハイッ吐きだします。

「ウーム」と低く声を出すと楽に息を吐けます。

さあもう一度背すじを伸ばす、吐きだします。ウーム。

三回目はできるだけたくさんの息を吐きだす様にします。ウーーーム。

吐きだすと同時に大量の息が体に入ってくるのがわかるでしょう。

息を吸うのも吐くのも鼻で行います。

一回目の呼気

一回目の呼気、二回目の呼気よりも三回目呼気は長く吐きます

 

〔長息〕

次に長息。つまり長い呼吸をやってみましょう。

 

これはみずおちの下を折り曲げ、上体を前傾させることで大量に息を吐きだすという基本練習です。みずおちの真後ろには「腹腔神経叢」あるいは「太陽神経叢」と呼ばれる器官があります。太陽神経叢は自律神経の集合体であり、第二の脳とも言われております。

みずおちを折り曲げる訓練を続けていると太陽神経叢にエネルギーが供給され、その機能が高まります。太陽神経叢の機能が向上すれば、自ずとすべての自律神経の働きが良くなり、頭も心も体もすべてのバランスが整ってくるのです。

両手の4本の指を左右のあばら骨の下の上腹部、つまり前傾したときに曲がる部分にあてて、背すじを緩めながら指先を体の中へ押し込むようにします。

上体を曲げながら ウーーーーーム、とゆっくりと息を長く吐きだします。

息を吐く時は楽に吐いて決して無理をしないで下さい。

 

この時も鼻から息を吐きながら「ウーーーーーム」と低い声を出すと良いでしょう。

長く吐きだせば吐きだすほど、そのあと大量の息が体の中に入ってくるのです。

やってみましょう。

背すじをグッと伸ばしながら、両手の4本の指をあばら骨の下にあてます。

上体をゆっくり曲げながら息を吐きだします。ウーーーーーム。

 

途中で呼吸が苦しくなったら息を吸って構いません。

上腹部

上腹部のくびれから曲げます

あばら骨

あばら骨の下の上腹部のくびれ

それでは、この長息の練習を12回やってみましょう。途中で息が続かなくなったら、息継ぎを、決して息を止めないでください。

先ず、緩息から始めます。

両手は親指を中にして軽く握り、手の平を上にして膝の上に置きます。

背すじを伸ばして。ウーム、ウーム、ウーーーーーム。

 

両手はあばら骨の下の上腹部あててから始めます。

 

一、 背すじをグッ―と伸ばす。息が十分入ります。ゆっくり曲げながら息を吐く。ウーーーーーム。 

二、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

三、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

四、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

五、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

六、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

七、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

八、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

九、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

十、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

十一、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

十二、 起こす、伸ばす、ゆっくり曲げる、ウ―――――ム。

 

緩息を行います。

 

両手は膝の上に置いて、ウーム、ウーム、ウーーーム。

 

どうでしょうか。うまく出来ましたか。少し気持ちが落ち着いてきたのではないですか。

初めのうちは45度の前傾姿勢が出来ないかもしれません。30度くらいでも結構です。

とにかく息を吐くことに意識を向けるようにします。身体の中に溜まった炭酸ガスを思いきり吐きだす。そして大量の酸素を吸いこむ気持ちになって下さい。

 

この他にも様々な息法がありますので道場にきて一緒に実修をしてみませんか。